30代の大腿骨頸部骨折記録⑩〜停滞〜

診察は3週間ごとに行われていて、6月27日の診察が、退院して3度目の診察でした。

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上が6月27日のレントゲンで、下が手術直後のものです。明らかに隙間部分がボワっとしてきて、仮骨が形成されつつあるのがわかります。流石に手術から2ヶ月以上経過し、仮骨の形成も見られ、これで荷重開始できると思ったのですが、このレントゲンだけでは仮骨形成しているとは言えないし、まだ免荷を継続するというのが、O医師の判断でした。

このレントゲンは7月18日のものです。

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明らかに隙間は埋まってきています。でも免荷は継続という判断でした。もうこれで3ヶ月目です。梅雨の間も大変でしたが、猛暑を松葉杖で免荷移動するのは、そろそろ限界でした。

でも、慎重に慎重を期したいというO医師の言葉により荷重開始はできませんでした。O医師は恩人ですが、余りにも免荷がキツイので段々とストレスが溜まるようになってきました。

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これは8月8日のレントゲンです。明らかに隙間は埋まってきており、慎重なO医師も仮骨形成は始まっているのだろうという見解を示しました。当たり前です。いくら血流が弱くくっつきにくい頸部骨折とはいえ、もう3ヶ月経つのだから、埋まって当然です。ただ、埋まり切らないのは、荷重を開始しないことにより刺激が与えられず、これにより骨癒合が進まないのだと思っていました(実際にその通りでした)

生活上の不便もさることながら、治療を進展させるためにも、荷重を開始したくて仕方ありませんでした。その次の次の日から夏休みで、このままだと夏休みの旅行も免荷歩行で行かなければなりません。


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この時、正面からのレントゲン写真を見て、ある事に気がつきました。整復し、プレートで固定したはずの骨頭がわずかながら手前側にズレてきているように見えます。

これについてO医師に質問すると、実は手術の2日後には、整復し、プレートで固定したはずの骨頭が、最初に怪我していた時の位置に、自らを削りながら回転し、殆ど整復前の状態に戻ってしまったというのです。

言ってなかったでしたっけ?という感じで、さらっと説明していましたが、これは大変な事態です。僕が落ち込むと思って説明しなかったのか、それとも忘れていたのかは未だによくわかりません。

これでは、手術で時間をかけて整復したのに意味がなかったということになり、そもそも手術した意味さえなかったのでは?と思いました。

そもそもあんなにブ厚いプレートで固定しても骨頭が骨を削りながら、回転することなどありえるのでしょうか。

骨頭がズレた形で骨癒合が開始しているのであれば、なかなかつかないのは当たり前です。あるべき箇所からズレてしまっているのに、骨も血管も付いてくるのでしょうか。だからこんなに免荷が必要だったのかもしれません。

この件はショックでした。なんだかんだで治ると信じていましたが、この時始めて、これはもう治らないかもしれないと覚悟をしました。