荻野稔(おぎの稔)前大田区議会議員に対する同僚議員の告発について

 

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かって大田区議会議員であった荻野稔氏は2018年12月に議員を辞職しました。

そのきっかけとなった事件は、彼がお金に困って譲渡した口座が振り込め詐欺に悪用され、その責任を取ったものでした。この件については、これだけ口座の取得が厳しくなる中で、インターネットで見つけた業者に、キャッシュカードや通帳を渡せばどうなるのかは子供でもわかることでしょうから、この一件をもって議員の素質なしと見ることも可能です。

大田区議の口座が振り込め詐欺に悪用 警視庁が区議を事情聴取 - 産経ニュース

しかし私は以下の理由から、彼はまたやり直せばいいと思っていました。

  • 議員辞職してケジメをつけたこと
  • 被害者に被害金額を弁済したこと
  • 本人の弁によると、親族から執拗に金銭の提供を求められていたこと
  • 困窮した時に自分でも信じられないような不注意な行動をとってしまうことは理解できること

ただ、余りにもあっさりと返金できたところから、どこからそんなお金が出てきたのだろうと不審に思う点はありました、

そして残念ながら上記の説明を疑わざるを得ないような事態が起きてしまいました。

彼の政策秘書時代の上司であり、同じ日本維新の会の同僚であった柳ヶ瀬氏から信じられないような告発があったのです。

柳ヶ瀬氏の告発について

柳ヶ瀬 裕文 - 荻野前区議の議員辞職について(長文)... | Facebook

柳ヶ瀬氏の告発は真摯かつ信憑性を感じられるものですが、おそらくショックを受けたためかやや長くなっているので、要約したいと思います。

  • 荻野氏が、大田区在住の独居高齢者(80代)の方から、多額(柳ヶ瀬氏の主観)の借金をした
  • その方は「借金をしたこと」は誰にも言わないように、荻野氏から口止めをされた
  • それまで定期的に荻野氏が訪問してきたが、借金をした後は一回も来なくなった。それが今回発覚までの期間でいうと一年半に及ぶ。
  • この方は「口止め」されていた為、返金されないことを誰にも相談出来ず、思い悩んでいらっしゃったのですが、「不正カード事件」の報道を見て、ご自身も何か悪いことに関与してしまったのではないかと考え、相談され発覚。相当、憔悴されていた
  • この事件が会派の同僚議員の知るところとなり、柳ヶ瀬氏から荻野氏に確認したところ、事実関係を認めたことから、会派として「議員辞職勧告」を提出することとなった
  • 荻野氏は「失念していた」と言っていますが、借金前は定期的に訪問しながら、借金後は一回も訪問していないという実態があり、信ぴょう性に欠ける
  • 維新の会派のメンバーは、これは「寸借詐欺」ではないかと激怒した
  • 同様の事案が他にもあるのではないかと考え、柳ヶ瀬氏は弁護士に調査を依頼。その結果、判明しただけで、さまざまな個人から1月末時点でかなり多額の借入金があることが判明。これは、党や会派に対して、金銭の問題はこれ以上ないと報告していたことと明らかに齟齬がある。

 

柳ケ瀬氏のfacebookに記載されていたことを要約すると上記になります。

議員時代はかなり金遣いが荒かったという記載も見られます。これらの告発に対して荻野氏からは何の反論もなく、釈明もないので、いったんはこれらを事実であると看做して、以下私の意見を記載していきます。

 

荻野氏は、選挙に出て有権者に信を問うのであれば、この告発に対して事実関係を説明するべきでは?

結局、荻野議員はこれらの疑惑に対してなんら答えることのないまま選挙に出て、支持を訴えています。

これらが事実だとしたら、独居高齢者の方に結局お金は返したのでしょうか?

様々な個人からかなり多額の借入金があったのであれば、現時点では全てを返せていない可能性があり、そのような状況で、出馬して返済を遅らせてもよいのでしょうか。

もちろんこれらをどのように処理するのかは荻野氏の勝手でありますが、一切の説明を放棄して、選挙に出るのは、前議員であり、今回の選挙での再選を目指す公人としての説明責任を果たしていないと私は思います。過去に失敗のあった人間は、議員になるべきではないとは思いませんが、疑惑をかっての上司や同僚からかけられながら一切説明せずに、事情を知らない有権者から票を集めることが一般的に許される事なのでしょうか?

おぎの稔 大田区議会議員選挙候補者 on Twitter: "現在SNS上で書かれているお話について お世話になっております。おぎの稔です。表題の件で、ご心配をおかけしている方もいらっしゃると思います。また、何の事かわからないと言う方もいらっしゃると思いますが、後に折を見てご説明させて頂きます。"

荻野氏はこれ以降は何の説明もしていません。折を見て、とは選挙後のことでしょうか。もしこの件で逮捕されるような事になれば、また議員辞職をしなければならなくなるのですから、少なくとも選挙前には、有権者には自ら事実を開示するべき責任があったと考えます。

 

日本維新の会としてケジメはつけないのか?

日本維新の会は、柳ケ瀬議員のfacebookの書き込みだけで全てを終わらせているように見えますが、かって所属していた議員の不祥事なのですから、以下を明らかにすべきです。

  • 何が起きてどう対処したのか
  • このような人物を一時でも所属させ、当選させてしまったのはなぜか
  • 党としてどのように考えているのか
  • 今後の再発防止策をどうするのか

これらを有権者に説明しないまま選挙を行ってよいのでしょうか。党としての考え、責任、反省が全く見えてきません。

荻野前議員のことより、本質的にはこちらのほうがよほど問題であるような気がしています。